2008年8月27日水曜日

会社の人に読んでほしい本

”あー良い本だなぁー”って思うような考え方とか、取り組み方とかが書いてある本って、”自分の会社の人に読んで欲しいなぁー”って思ったりしますよね。

でも、そう思ってしまうことこと自体についてんーーっと考えてしまうこのごろ。

その人が今興味持っていることや、知識の量、タイミングによって、「ぐっ」とくる内容って多分違うんですよね。
今日読んだこの本...これも良い本だなぁーって思ったわけですが、この本を1年前に紹介されたら読んだのかなぁ?今日と同じように感動できたのかなぁ?と思うとちょっと分からない。

あと思うのは、
”周りの人に読んでほしい”と思ってしまう時点で、周りに頼ってしまっている...周りが変化して欲しいと望んでいる...って事の現れなのかなぁと。
言い換えると、自分自身のことを良く見れてない、見ようとしてないって事なんじゃないかなと。
これはちょっと反省。

自分自身が、おお!この本いい! とか この意見めっちゃよくない? とか出たときに、なんで周りは乗ってこないんだろう...と思ってしまうのは多分人間ならだれにでもあるエゴかな。
最高なのは自分と周りの人が同じタイミングにいること。
そうするには、仕事以外の雑談のコミュニケーションが豊富でないと難しいんですよね。

そうそう、もう一つ思った事。
会社内でのMLで何件かメールのやり取りがあったあと、社長のメールで、
「否定な意見だけではなくて、建設的な意見を求む」
ような言葉があったんですが、まぁこの言葉自体は変な言葉ではないですよね。
でも、その場の状況をふと冷静に考えてみると、
* 周りからは否定的な意見ばかり...という発言をしている人自身は別にそういうつもりで言っているんじゃない。
* 無関心の人よりは、よっぽど熱心に考えたから意見が出てきている。
* 否定的な意見だから建設的な意見を...と言ってしまう事時点でその人の考え、疑問、問いかけを全くゼロに戻してしまっている。それでいいのか?その人は無視されたと思うだろう。もうその人から意見は出ないかもしれない。
* それを見た人達は素朴な疑問や不安をぶつけることは出来なくなってメールが途絶える。
* 建設的ないい意見て、考える時間や、周りの人と話合うことをしないと出せないと思うが、そんな時間を作ってないんだから、すぐに出ないだろう
* メールは手軽で便利な道具だけど、文章として残ってしまうものであるので、簡単な意見って出しずらい。しかも場の雰囲気がそんなになってしまうと余計に....
* そして、経営者からみたら "どうしてうちの社員は消極的なんだろう"と多分悩むんだろう。

なんて思いました。
もっとざっくばらんな雰囲気な会社だったらいいんかもしれないけど。

そんな事を考えつつ、私個人と会社とのWinWinな関係ってなんだろう? 今まで通りに自分の意見をだらだらメールに書くのはどうなんだろう? とちょっと悩んでる日々。
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