2008年11月19日水曜日

カヤックが語る制作会社のお仕事とAdobeAIR最新事例

カヤックが語る制作会社のお仕事とAdobeAIR最新事例に行ってきました。
カヤックからは、鈴木さん、瀬尾さん、オーガナイザーとして大重さん でイベントが開始!

参加者は...結構女性も多かった。年齢層も若い人が多かったように思います。
皆はカヤックに興味があったのか、AIRに興味があったのか...どっちだったんだろう?

前に参加したイベントで、ベンチャーの会社の社長達に、興味がある会社は?と聞かれ一番出て来た名前がカヤックでした。
皆で楽しい事をしている...けど、会社としてやって行けている というのが興味ある所ですよね。
「サイコロで給料を決める、サイコロ給」が有名だったりします。
その他..あ、これもなん?というのが、「gooの珊瑚プロジェクト」とかも。

まずはカヤックの説明から始まりました。
ポリシーは、「何をするかよりも誰とするか」「量が質を生む」
経営理念は「作る人を増やす」
褒め言葉は「それって漫画っぽい?」
...なるほどね。こぅやって公に口に出す事が大事なんだろうな、多分。

旅する支社として、ハワイやイタリアなどに3,4ヶ月事務所を借りて支社にするそうです。そこでする事は通常の業務らしい!
やっぱり、時差があるので会議とかはしにくい...という事でしたが、メリットは誰かが常に業務することによって24時間働ける!(笑)
まぁ、それは置いといて多分一番メリットとしては、モチベーションの向上だったり、社員同士の交流だったりという所なんでしょぅ。

「すぐにお金にならないもの」という事については、メリットとして
・技術力を顧客に見せれる
・モノがあると、"この技術を使ってこぅ変えれば" という話をしやすい
などがあるため、無駄じゃなぃ!という考えでやられているみたい。

確かにその通りではありますが、んじゃー真似して...と簡単に考えて出来る事じゃないとは思います。
何をすればいいのか? どんなモノであればインパクトがでるのか?など皆で考え、リスクも皆で負担する風土がないとまずは難しいと思う。
そぅいぅ風土を作るのって結構大変だと思うんですが、そぅいぅ部分をマンネリ化させないため、旅する支社とか、遊び場所とかあったりするんでしょうね。
あと、社員としても、社員の能力や個性を会社から大事にされている!という事を強く感じやすそう。そこから、自分たちで何かするんだ!って力の持続も続いているんだろうと思います。
...そして、一番凄いのがその風土を保ちつつ、会社として経営できている事。
「ギリギリで経営してますよ」と言われていましたが、存続できているのが凄いです。

さて..もう一つの話題としてのAdobeAIR。
カヤックで作成されたものでAIRを使っている所について紹介してもらいました。

まずは、「閃考会議室
これは主に2つの機能があるらしく、
 1.LEDを使った調光...空山水
 2.音声認識で発言内容をKeyにWEBで検索した関連Wordを机の上に表示...かげろい
この仕組みでの調光の設定部分や、机の上に表示する言葉などがAIRで作られたそうです。
そんなに時間をかけず、ぱぱっと作られたみたい。

サーバとXMLConnectionを使って常時接続をし、サーバからPushする形をしているそうです。

もう一つは、「今日の緑さん
これは、植物に流れる微量な電位を利用して、電位の大小で気分を表してみたものらしいです。
こちらの方は、緑さんの設定画面の方でAIRが使われているみたいです。
ちなみに、この緑さん。海外からの問い合わせの方が多いらしいです。海外の人の好みにHitした?!?!

...という事で、カヤックさんでは、AIRは率先して使われているのかもしれないですねー。

最後に、AdobeAIRはどうなるんでしょうかねぇーという話にもなったのですが、
”来年がどうなるかですねー。来年末まであれば、今後も行けるんでしょうかねぇー”
と話されていました。

私的にはAdobeAIR行って欲しい。カヤックさん頑張れ!

そぅいえば後一つ気になったのが、今後はどんな展開を?と質問された時の答えとして、「mixiを使って何かできないかなぁ」と言われていた事。
なぜ今、mixi? と思ったのですが、その理由の一つとしては、デスクトップアプリというものの伝播性のなさということなのな。と。

ブームを起こすのは、「人との繋がり」のものが多いですよね。
あの人が使っているのであれば、私も使ってみよー とか、ブログに貼付けて他人に見せる..ようにしてブームって広がるので、AIRのガジェットよりも、ブログに貼付けるブログパーツの方が人気がやっぱりあったりして。

んじゃーデスクトップアプリって何処に存在意義があるんだろう?という所ですが、我が家の今の結論としては、
「サービス自体はブラウザベースでネット上にある。そのサービスが良く、今後も使って行きたいものであれば、そのAPIを使った使い勝手のよいAIRアプリを使う」ってのがいいのかなと。
デスクトップにはいろんなものは起動できないので、色んなサービスをマージしても見やすい、使いやすいというものがあるといいのかも。
時には業務系アプリと、その他のサービスを連携したりというのもあるかも。

という事で...ブラウザベースでのサービスは無くならず今後も増えて行くんだろうな。
AIRのようなデスクトップアプリはその分野を置き換えるものにはならないと思うけども、一歩足りない所を助けてくれたりする所として....出てくるのか?出てこないのか?って感じですね。
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