2013年8月16日金曜日

LLPで法人銀行口座の作成

iOSのAppStoreにアプリを載せる際、個人アカウントでは個人の名前が表示されます。
個人事業主の屋号にもできない。
昔は変えることができたのですが、今はどうも無理らしい。 

ということで、 LLP(有限責任事業組合)を作成し、AppStoreでのアプリ登録者名を個人名でなく組合名にしよう! とチャレンジ中です。 

※ LLPにした理由は、パススルー課税 だから。
※ AppleでLLPの法人アカウントを作れるかどうかは、やってみないと分からないらしい。(出来てるところもある)

昨日、無事登記を終え、今日は法人銀行口座を作成してきました。 
LLPの目的は「アプリをリリースするため」で、メガバンクである必要は特にない。
口座維持手数料がかからない所の方がいい。
ということで、ゆうちょ銀行 を選択しました。 

最初は、ネットバンク(ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行 など)を検討していたのですが、

住信SBIネット銀行は他の法人口座が無いとダメらしい。↓
https://contents.netbk.co.jp/pc/popup/honnin_kakunin_corp.html

楽天銀行はLLPの扱いはないらしい。↓
http://help-sb.rakuten-bank.co.jp/app/answers/detail/a_id/6119/ 

残すはジャパンネット銀行ですが、審査が厳しそうな雰囲気。
参考サイト : 法人口座・法人クレジットカードの審査を通過するためのアドバイス
あと、ジャパンネット銀行だと受け取り口座として指定できないパターンがありそうな予感も。(還付金の受け取り口座とか...なんかそういうの...)

最近、振り込め詐欺のおかげで審査がより厳しくなったそう。
審査が厳しくなるのはいいことなんですが、設立したばかりのところは、怪しくないんだよ と説明できる材料が少ないのでなかなか厳しい。

そう思うと、ちゃんと窓口に出向いて登録をした方が、ネットだけの審査よりは説得力あるだろう と思う。
(実際は、詐欺の人の方がスーツ着てビシっと決めてくるんだろうな と思うけど)

ネットバンクでない通常の銀行で、口座維持手数料とネットバンキングが無料な所はなかなかない。 個人と法人ってこんなに差があるのか... と実感。
そして、ゆうちょ銀行 に辿り着きました。

ゆうちょ銀行では以下の書類が必要になります。

(1)法人の履歴事項全部証明書(原本)
(2)ご来店者の公的な本人確認書類(運転免許証・各種保険証等)
(3)ご来店者と法人の関係を証する書類(社員証等)
(4)法人の印鑑証明書(原本)
(5)(主要)株主名簿または(主要)出資者名簿
(6)次の書類のいずれか(設立後6か月以内の法人に限る)
・所轄税務署あての法人設立届出書(控)
・所轄税務署あての青色申告承認申請書(控)
・主たる事務所の建物登記簿謄本(現在事項証明書)(原本)
または主たる事務所の賃貸借契約書(原本)


(3)ご来店者と法人の関係を証する書類(社員証等)
LLPの履歴事項全部証明書に組合員の名前が記述されているのでこれでOK。

(5) (主要)株主名簿または(主要)出資者名簿
出資者名簿というものは作っていなかったのですが、紙としてあるのが大事なのであろう...ということで、それらしいものを作成しました。

(6) が難しいのですが、従業員はいませんので、
・所轄税務署あての法人設立届出書(控)
・所轄税務署あての青色申告承認申請書(控)

はありません。

・主たる事務所の建物登記簿謄本(現在事項証明書)(原本)※
または主たる事務所の賃貸借契約書(原本)

主たる事務所は自宅にしているのですが、賃貸借契約書は夫名義で名前が違う。
でも、これしかない...ので賃貸借契約書をもっていきました。
結果、大丈夫だったようです。

その他、他の方のブログで「門前払い」の話をいっぱい目にしていたので、少しでも信用してもらえるよう、この組合の説明内容を書いた紙を作成してもっていきました。
中身は、事業内容やHPのURL、実績などをさらっと書いたものです。
振り込め詐欺とは全く違う業種内容ですよ! ということを主張する感じで(笑)
効果があったのかどうかは不明ですが、一緒に提出しました。

LLPは、登記はするものの、法人格はありません。
なので、法人なき×××(失念!) という種類になるようで、窓口ですぐに口座の作成してもらえ、通帳をもらい帰宅できました。
株式会社であると、2週間ぐらいの審査期間があるようです。

個人口座であればクレジット機能付きカード も無料で作れますが、法人口座は作れないとのこと。
そうだろうなーと思っていましたが、あわよくば という思いで窓口の方にいろいろ調べてもらいました。
窓口の方は、本当に親切にいろいろしてもらってとても好感触。

あとは、問題のDUNSNumber取得と、開発者登録のenroll。
上手くクリアできるといいな。


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