2018年6月23日土曜日

Flaskが2人であること

6月は人と話す機会が多かった。
Flaskという名前で2人で開発してます」 と自己紹介をするのですが、その時の自分の気持ちとしては、たった2人で頑張っているんです! というのを伝えたいがためなんですが、

「2人は仲がいいのですね」
「喧嘩はしないのですか?」
「なぜ2人なのですか?」

と聞かれることが多い。
そういや、ベンチャー解散の理由はFounder同士の仲違い ってよく聞いたりするなぁと思い出した。仲違いせずにどうして続けていけるのだろう?という疑問が根底にある質問なのですね、多分。

ぶっちゃけ、そういうことはあまり意識していなかった。
1人よりも2人のほうが心強くてやっぱいいよね! と単純な思いで始めて、5年続いた私はラッキーなのだと思う。


仲違いしない ということ

いろんな所で言われていることと思うけど、複数のFounderって結婚に近くて、根底にある価値観が一致していないと難しいのかも。
他人だから意見の相違があるのは当然で、話し合いで解決していくわけだけど、根底の価値観が違うと大変そうだ。

お金に対する価値観 が一致しているのか? は大事と思う。
お金って泥臭い所なので、あまり話しづらいけど、かなり大切。
「一気にboostしてexitしたい」って人と、「大金持ちにならなくていいから、こだわったものをじっくり作りたい」って人はどう考えてもプロセスもゴールも違う。

仲間を見つけようとしている人には、Passionだけでなく、お金とその時間軸、ライフスタイルバランス などの価値観があっているかどうか?も相談しあうと良さげ。

ちなみにFlaskの場合は、最初にそういう話はしなかった。なんとなく、一致していそうだ...とは感じてはいたけど。
後に、「こう思っているけど、一致してる?」ってドキドキしながら聞いた記憶があるw


1人ではない ということ

良いことも悪いことも意見してくれて、親身になってい一緒に考えてくれる という存在は、やっぱりとっても有り難い。
1人だと、決めるのも作業も早いけど、孤独デス。
友達に意見を聞くことはできるけど、「なるほど...」(でも、ココはアレだからやりたくないな..)って反論を心の中で殺しがち。
意見を聞かせてもらっているってお願いしている立場だと、否定するようなことは言えないな...と、気を使っちゃうけど、仲間なら全部吐き出して、その場で議論ができる。そして、その議論の延長上に新しい発想が結構転がっている。

リスクもメリットも同等に共有している仲間だからこそできる会話ってあると思う。
それが心地いいと感じるのは、昔、孫請け開発していた時に、なにかを変えようとしても各関連会社のリスク配分が違うために話がまとまらない というイライラを見てきた経験があるからなんだろうな...。


2人である ということ

人数を増やさないのか? もよく聞かれるけれども、Flaskにとっての成功は、大きな会社にすることじゃない。それよりも、納得感をもって仕事できる方が幸せ。
というか、3人、4人...と人数が増えてもうまくやっていける人が逆にうらやましい。

私は、言語化するのに時間がかかるタイプ。
意見やアイデアを聞いて、なにか「モヤッ」があった時、その「モヤッ」が何なのか? は、1人でゆっくり考えないとうまく表せない。
こういうタイプの私が、多数決ができる人数の中にいると、「みんなが一致しているのだから大丈夫なのだろう」と流されてしまう。
「自分のせいで、みんなの時間を浪費したくない」と思ってしまうケチな要素もある。
...だが、頑固でもあって、流されるのも嫌 という、あーー、めんどくさいヤツw

悩んで時間をかけた箇所って、思った以上に良いアイデアが生まれたりするので、これがまた楽しい。
逆に、ほとんど議論せず作られたものって、当たり障りのない面白くないもの だったりしがちかも。

ということで、私は「ゆっくり考える時間をオクレ!」と気軽に言える人数感がBEST。
BESTな人数や方法って、メンバーの性格によって千差万別なんだろうな。



2人であること を言語化したいと思って、このブログを書いてみたのだけども、自分がめんどくさいヤツということを再認識して少しオチたw


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