2015年4月21日火曜日

Apple Watch向けカレンダーアプリ作ってみた

Apple Watchの発売まであと数日になりましたね!
一足早く、Watch対応アプリ こよみを、本日リリースしました!


月表示のカレンダーを、Apple Watchと、Today Widget で見れるという、とってもシンプルなアプリです。
2週間後っていつだっけ? 祝日あったけ? 予定あったけ? という時に、さっと見れる。
12ページ=12ヶ月分表示しているので、スワイプでページをめくって翌月、翌々月のカレンダーへとさっと移動できます。(これ、多分標準のカレンダーアプリではできないはず)
そして、Flaskらしく、いろんな色のテーマから好きなものを選んで、ちょっと見てて嬉しくなれるものを作りました。

本体は無料ですので、Apple Watchを手に入れ、"さて、なにか対応アプリないかしら?" という時にはぴったりと思うので、ぜひ試してください!
会議中はPCやiPhoneを見ないように気をつけている なんて人にもよいかも..です。

(週刊アスキー AppleWatch特集の、「アプリ開発者に聞く」というコーナーで、この、こよみのアプリとともに、私も少し登場しております。それもあり、本日リリースとなりました。)

Apple Watch向けアプリの検討

Watch対応アプリを検討する際、"Apple Watchで見たいものってなんだろう?" と随分悩みました。
サードパーティで実現できることが限られているし、iPhoneで十分では?と思う内容になってしまったりと、難しかった。
結局私では、いいアイデアは出てこなかったのですが、他の方がどんなものを仕上げてくるのかがとっても楽しみです。

さらに、実機がないので、実際にはどう動くのか分からない苦しみ!
Watch上でアプリが切り替わったら、アプリは終了するのか、しないのか?
iPhoneロック中ではどんな動きになるのか?
位置情報やカレンダー、通知などで許可を求める必要がある時、Watchではどうなるのか? などなど不明点がいっぱい。
不明のまま実装していく開発者の皆さん、本当に大変だと思います...
そこ大変だったよね! 途中で、アレが変更になってうぉーとなったよねー! と、気持ちを分かち合いたい....!!(募集中)

チャレンジしたアプリは実は3つ(+1)

実は、Flaskでは3つのアプリをApple Watchに向けて準備していました。
あとの2つは、「Timesheet - 作業時間ログ」と、「時差時計 Timelet」です。

Timesheet - 作業時間ログは、Apple Wachで、アラーム通知の表示、ストップウォッチの開始/停止 できるようになりました。(既にリリース済み)
このアプリでは、作業を開始してから、20分毎に通知が届く という機能があります。
通知は、どれだけ時間がたったのか?の把握と、作業終了のSTOPのし忘れ防止 のためにあるもので、Watchで受けるにはピッタリかな と。
いろんな通知がいっぱい届くのは好きになれない私ですが、今まさに作業している事についての通知なら、「是非きて!」 と思える。なので、入れてみた。

時差時計 Timeletは、Timeletは、「あっちの何時は、こっちの何時?」が、すぐにわかるシンプルな世界時計。
時差時計だから、Apple Watchにぴったりな訳なのですが、残念ながら審査が通りませんでした。
現時点では、時計のアプリはNGのようです。
たとえ、時差が表示する機能が別にあったとしても...

「時計を表示するアプリをサッとつくってアプリを出してみよう!」 と、Hello Worldのような手軽さで作られるのを避けているのでしょうか。
もしくは、Android WearのWatch Faceのような拡張を考えているから、それまで待ってね ということだったり??
真偽は不明ですが、ま、"使う人にとって良い、意味あるものを" と精査してくれているのはAppleのいいところなので、しょうがないですね。
もし、時計アプリを作ろうとしている人がいたら、それはNGかもしれないという危険性を認識しておいてもらえると、いいかと思います。

そして +1。
FitPort ヘルス&フィットネスダッシュボード」についても、歩数やFloor数をWatchで見てみたい と思いましたが、こちらも断念。
詳しくは、ほりうちさんのブログ FitPortはApple Watchに片思い でどうぞ。

Apple Watchは普及するのか?


値段もそこそこするし、果たして普及するのか? は謎ですが、開発者としては実際使ってみないと分からないので購入せざるを得ない訳で、42mm/Sports を予約。
42mmにしたのは、App Store用のスクショで42mmサイズのものが必要だから。
背景がBlurになっているGlanceや通知などのスクショを撮るには本体でないと撮れませんから!
Sportsなのは、次世代のものがでたら、どうせまた買わなくてはいけないだろうから、安いもので。

この選択からも察するように、正直、私は懐疑派です(笑)
だけど、値段は高いけど、オモチャのような見かけではなく、そこそこ高級感があって大人でも違和感なく付けれそう。
一番大事な時計の機能は、標準でいろいろある。(サードパーティに依存していない)
という、Apple Watchの方針はいいと思う。

気になるのは、バッテリー時間と大きさ
時計しかほとんどみないのであれば、年単位で動き続ける、普通の時計のほうがよっぽどいい。
時計以外の機能を、果たしてどれくらい見て、便利とおもえるのか?
せめて、1週間ぐらいバッテリーがもてば、数ヶ月は着け続けられるきがするのですが...ね。

大きさについては、Android Wearに比べたら思ったより小さいと感じたけど、服によっては袖口の下に入らないかもしれない。
だが、あれ以上小さくなったら触るのが難しいと思うので、今後は更に小さくなるというのは多分無いのでは?と思う。

こうなると、Apple Watchというより、スマートウォッチは有りなのか?
という議論になっていくわけですが、 この業界が進化していく過程で、この、"スマートウォッチを試す" というフェーズは多分無くてはならないもので、
Appleだったら成功するのか? Appleでも失敗するようだったら...?
と、見守っているのは、IT業界に限らず、時計業界もですよね。たぶん。


嗚呼! そんな流れの真っ只中にいるの、楽しいですね!!
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