2017年11月16日木曜日

ARKitをどう見る?

先日のリリースで追加したStandlandのAR機能。
それを複数の人に紹介する機会があって、そこで新たに感じる所があったので今の気持ちを書いてみる。

3Dモデルは現実世界に置いた方が感動する?

StandlandのARは、ゲットしたキャラクターがARで配置できて写真や動画が撮れる...というとーっても単純なモノ。

役に立つようなものじゃないけど...と、若干ビビリながら入れた機能なんだけど、実際見てもらうと、かわいい!と素直な反応が返ってきて、なんだか新鮮だった。

キャラクターって、アプリ内にいるものと、ARで現実世界の中にいるものは、正直同じモデルなのに、ARの時の方が反応が良いのが面白い。
3Dの世界をより実感してもらうには、現実世界の方が直感的に感じやすいのかもしれない。


ARにどう繋がるか結びつかない

Standlandはこんな感じの健康系アプリなんですーと説明を進めると、それがARとどう繋がるのかが結びつかなくて、頭の中が「???」となってしまう。
ですよね、わかりますw

StandlandのARは「スクショを画像として保存する」ぐらいの手軽なオプションの一つに「ARで表示する」があるようなもの。
これって、以前では考えられないことで、便利な時代になったもんだと思う。


手軽になったからこそ

平面認識やカメラトラッキングなどをイチから作るにはとっても大変なので、ARKitが無かったらARに手をだそうとも思ってなかった。
コストに見合うような、収益が期待できるアプリを作るのは難しいから。

だが、StandlandのARは、そこの部分には課金の要素は全くない。
言い換えると、それぐらい手軽に追加できたということ。

iOSはデバイス種類が固定できること、ARKitはデバイス間の差も吸収してくれる(はず)という安心感も大きい。

もしARKitが無い状態で、同じような機能を追加しようと思ったとしても...
ポケモンGOのように、カメラ画像の前にキャラクターの静止画を置く ので十分OKそうだから、ARライブラリを探すことさえもしないと思う。

ARKitがある今は、静止画を置くよりもARKit使った方がコストは少なくなるパターンもあるよな と思える。
複数のアイテムを配置するのであれば、ARの方が断然レイアウトしやすい などのメリットもあるので。

いろんなアプリで使われるようになり、「あれがARなの? 自然に使っていたわ」 という未来がくるのだろう。たぶん。


今はまだ...将来に期待

とはいえ、またまだ自然に使っていた...というモノは作りにくい。
平面しか認識できないとか、深度が考慮されないとか、カメラ表示を一度やめるとトラッキングの続きができなくなるとか.... いろいろ制限もあるので、こんなことがしたい!と思っても、すぐに壁にぶち当たる。

ARKitを使ったアプリがリリースされて暫く経つが、想像を超えるような新たな使い方を示したアプリがあまり出なかったのは、その制限が大きいと思う。
WWDCやフォーラムを見ていても、デベロッパーのARKitへの関心度は高かったと感じるので、断念もしくは保留とした人も多かったと思う。

ARはハード側の機能に大きく依存するので、ハードとソフトの両方を提供しているAppleは他のベンダーに比べて進化の速度は早いはず!と期待してしまう。

と、同時に、Appleは、今後どんな機能を追加していくとよいのかを模索中で、ユーザーやデベロッパーの感想を聞きたい と思っているように感じる。
世論が盛り上がってくれて、Appleがこれからも研究、開発を進めていく決断をぜひして欲しいな。


iPhoneという制限の中で


便利なARは?と考えた時、iPhoneのカメラの中 という制限が一番大きくのしかかる。
多くの人がデバイスを持っているという部分では最適ではあるのだけども...。
メガネや、プロジェクターだったら.... なぁ....と、いろんな夢が膨らむ。
これは、発想力が乏しいから出ている言い訳の自覚もありまして、iPhoneのカメラだからこそ、有意義な用途もあるハズなんですよね。

今のARKitでは機能が足りてないけど、
製品のマニュアルをARで提供するってのもよさそう。
目が不自由な人のために盲導犬代わりになるとかもよさそう。

そういう身近で便利になるものを、大金を払わなくても使えるようになる時代がくるといいな!


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2017年11月6日月曜日

iPhone Xを手に入れた

11月3日に無事にiPhone Xを手に入れました。

iPhoneケース

Amazonでポチったのですが、失敗しましたw
サイドボタンがとっても押しにくい。


ボタン部分の穴アキの、位置、大きさ、向きって大事ですね。
画面方向に穴が抜けているものでないとちょっとツライ。
店舗にいって真面目に選んできます....


ディスプレイ

画面に表示されているというより、そこに紙が乗っているかのよう。
黒色の発色も良い。
ディスプレイ部分と、端末本体部分の差が分からないくらいの黒色になる。
シルバーの端末でも前面の端末色を黒にしているのは、黒自慢の為だろうかw

ただ、角度によって色味が変わるのは少し気になる。
OLED ディスプレイを見る角度を変えると、色味や色合いが若干変化するのに気付くかもしれません。これは、OLED の特性で、問題ではありません。長期的に使っているうちに、見え方に若干の変化が見られる場合もあります。これもまた予想されることで、「残像」や「焼き付き」など、画面に新しい画像が表示された後も前の画像がかすかに残って映るといった現象も、起きるようになる場合があります。極端な例になると、高コントラストの同じ画像が長い時間表示され続けることもあります。Super Retina ディスプレイの開発にあたっては、こうした OLED の「焼き付き」現象の低減という点でも、業界最高を目指しました。
とあるので、そういうものらしい。
有機ELでも焼き付きってあるんですね。
ずっと表示しておくようなアプリを作る場合は、アニメーションで動きをつけるなどするのが無難なのかも。
Apple Watchは常時表示はほぼないから、気にしなくてもよかったのか。

iPhoneX本体が熱くなる という話を聞いたが私はまだ感じてはいない。
バッテリーの減りは思ったより早いような? 

「有機EL」をはじめて知ってみたのは、スロットのネオプラネットXXで搭載されたEL VISION
リールの前に薄いディスプレイを配置してサブ演出を表示するというもので、はじめて回した時には感動した。
透明な所に表示できて、こんなに薄い!
当時、スロット店内のガラスに、透明のディスプレイが貼り付けられているのをみて、自宅のテレビがコレになるのは、もう近い未来か! と思った。

それが、15年前。

思ったより普及が遅い感があるが、その主な理由はコストと寿命の短さの問題だったらしいが、リーマンショックが無かったら、もう少し早かったかもしれないなー。
最近は開発も進み、有機ELのテレビの発売も活発化しているよう。
需要が増えてコストが下がっていくのを期待。

スワイプ

画面端からスワイプして前画面に戻れるエッジスワイプがありますが、同じ動作を画面下のSafeAreaの部分で行うと、前に使っていたアプリに切り替えることができる。
これ、なにげによく使いそうに思った。

カメラアプリで写真を撮影した後、写真アプリでみてからカメラに戻る
パスワードアプリでコピーして元アプリに戻る

などの場合。
ホームボタンがないので、その切替でないと、ちょっと面倒。

なので、アプリ開発者の目線からみると、
その部分にTouch Downですぐに何か処理をしてしまうようなものを入れないと良さげと思った。
ちなみに、SafeArea部分もTouchやTapのイベントは普通に反応します。


カメラ

ポートレートモードが使える端末ははじめて。なので普通にポートレートモードが楽しかった。
背景がぼやけてくれるだけで、かっこよく見えちゃう不思議。
ペットが生きていた時に使いたかったな...!

遊び道具を手に入れたので、Depth APIで遊んでみたい。


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