まず、目標を設定アプリで確認。
1. Accessory Type
縦向き (Small Size) のときは DisclosureIndicator
横向き (Regular Size) のときは None
2. 選択セル
横向き (Regular Size) のときは、セルの選択状態を保持
3. Table Style
縦向き (Small Size) のときは Detailテーブルは Grouped
横向き (Regular Size) のときは Detailテーブルは Inset Grouped
3については方法はわからなかった。Styleは作成時にのみ設定可能なので、途中で変えることはできなさそうだし...方法はあるのかな?
ということで、1 と 2 を実装していく。
Accessory Type
Size Classが変わったときに、Accessory Type を切り替えるようにする。以下のようなクラスをMasterのTableCellに設定すると、実現できる。
Size Classは traitCollection.horizontalSizeClassで取得、変更タイミングは traitCollectionDidChange でトリガーできる。
選択セル
選択の解除
まずは、Detail が非表示になったときMasterの選択を外す処理を考える。外す処理は、Masterの viewWillAppear に入れていくが、方法は UITableViewController のときと、UIViewController のときとで変える必要がありそう。
UITableViewControllerのときは、clearsSelectionOnViewWillAppear を設定すればOKのようだ。
UITableViewControllerのviewWillAppearの中には、選択を解除する処理が入っているみたいなので、その前に設定が必要。
UIViewControllerのときは、UITableView.deselectRow を組み込む。
DetailViewを「何も選択していないView」を使わず、「常になにか選択されている」ようにする場合は、1カラムから2カラムに変更されたときにも選択する処理が必要。
選択しないCell
Recipeアプリの設定画面では、上図の構成になっている。
これら選択状態にしないCellについての実装方法について。
タップ不可のCell
Switchがあるタップ不可のCellの実装は、Selection を Noneにするとともに、tableView(_:shouldHighlightRowAt:) で false を返す。
見た目では、SelectionをNoneにするだけでタップ不可に見えるけど、内部では選択する処理が入っているから、shouldHighlightRowAt の処理も必要。
タップ可で選択不可のCell
ヘルプなどのCellは、TapできるけどSafariで表示するだけなので選択状態にはしないCell。
この場合は、tableView(_:shouldHighlightRowAt:) は true で返し、tableView(_:willSelectRowAt:) の中で処理を入れ、戻り値のIndexPathをnil にする。
今回のTableCellの制御は、見かけの調整なので、実装しなくても実害はないけど、ちゃんと整えると気持ちが良い。
iPadだからという話題ではなかったけど、いままでiPhoneの縦のみのアプリが多かったのもあり、あまり気にしていなかったので、良いお勉強になった。
次回につづく。