2008年9月20日土曜日

@ITリッチクライアントカンファレンスに行ってきた

@IT リッチクライアント・カンファレンスIVに行ってきました。
来ていた人ですが...結構多かったです。私はずっとA会場(帳票でない方)にいたんですが、Microsoftの方が話されていた時には、ほぼ満席だったんじゃないですかね?
女性の方も多くてびっくりしました。
今注目の分野ってことなんでしょうか。

参加したのは、以下の3つです。
A-1『ビジネスWebアプリにおけるユーザーエクスペリエンス戦略』
A-2『Ajax/Java + XML 標準技術で実現するRIA』
A-3『エンタープライズシステムに求められる操作性と更なる進化』
A-4『Flex/AIR事例 〜RIA開発の現場から〜』

一番最初のものは、
Microsoftの方が話されていたんですが、昔から現在に至るまでの変化をOffice製品で説明されていたのは楽しかったです。

機能が増えて行くと、メニューバーもどんどん数が増えて行って...画面上には表示できなくなってきた。
そこで、イルカとかのアシスタントを作ったがこれが失敗(笑)
他には「適応型メニュー」として、よく使うメニューを優先的に見えるようにしたが、これも反応はイマイチ。理由としては、メニューの位置が変わってしまうから。
確かに、メニューやツールバーって位置で覚えて操作する事が多いから、私もあんまり好きじゃなかったりします。

Office製品でのユーザアンケートをとった時があったらしいんですが、
「何の機能が欲しいですか?」と聞いて返って来た内容が、既に存在する機能だったというのが多かったみたいです。
...これは、つまり、ユーザが見つけられていない ということ。
※これは別のセッションでCurlの方が話されていた内容だったと思う。

それで、あのOffice2007が出て来たんですね。
あの様変わり(し過ぎた)インターフェースが!!

メニューなどの"ターゲット"を見つけやすいために必要な要素としては
1. 大きい事
2. 近い事
...という公式もあるらしく、これも考慮した形として、文字のすぐ近くに出てくる"ミニツールバー"とか、大きいOfficeボタンの"マジックコーナー"などが出て来たんですね。

んが!不評も多いですよね、特に使い慣れた人から。
変わりすぎている!という観点から。

今、ちょうどキャズム(ジェフリームーア)の本をいまさらながら読んでいる所なんですが、継続性を求めるような実利主義者が、Officeを既に使い込んでいる状態だったと思うのですが、そのような人達にはとっても厳しいんだろうなぁ...なんて。

かくいう私もOffice製品に関しては、特に目新しいモノを率先して見ている訳でないので、多分実利主義者になるんかなぁーって感じで、Office2007を初めて使う時には、戸惑いまくりました。

でも、Microsoftのような市場に大きな影響を及ぼすような会社の製品が新しいUIを採用したということで、そのUIがスタンダードになる可能性って結構大きいのと思う。

ちょこっとした業務アプリの開発だって、しっかり考えて行かないといけない...というお尻叩きになったのかもしれない。

もう一つ、参考になったのは、「紙のプロトタイプ」の話。
Microsoftでは紙のプロトタイプが使われているそうです。紙だからこそ、手軽にできる所も多いと思うので、私も参考にしたい...と思いました。

最後に...プレゼンの仕方の話を。
よくある事かとは思うのですが、デモをする時にネットワークの調子が悪いなどのせいで、上手く動かなかったりという事が何回かありました。
ネットワーク越しで何かのアプリなどを動かすようなデモって多いはずなんで、本番でワタワタしないように安全策をとった方がよいでしょうねぇ。
よくわからない会場のネットワークの設備に頼る事なく、自分でも用意しておくとか。

もう一つ、気になった事が。。

前のページのプレゼン資料に戻るとき....一個一個前へ戻していく操作をするんですよね。
見やすいために1ページ内で、アニメーションっぽく文字を次々出して行くように作成されている場合は、また戻るのが汚い!遅い!
自分がやる時には、ページ番号をちゃんと控えておいて、ダイレクトで飛ぶように気をつけよう。。と改めて感じました。
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