遅らせばながら、37シグナルズの 小さなチーム、大きな仕事 を読んでみました。
想像通りの内容でした。おもしろかったです。
170ページぐらいの新書で一日で読んでしまえます。
読み終えて感じた事は、「全て自分の頭でしっかり考える事」をしないとな という事。
人間の頭って知識としてあるモノは、考える事をせずにやってしまいがち。その方が楽ですし...そのために、記憶もあるのだとは思います。
過去の知識は財産なのであるに越した事はないのですが、プラスアルファで 「今、この状況ではどうだろう?」と、無理矢理にでも考えてみる事は意識したい。
さて、本の内容に少し戻りますが、内容は基本的に小さい会社での話ですが、普遍的な成功の道筋があります。
小さい会社と、大きい会社とでは、問題に対する対処方法は全く違う。
言葉を変えると、小さい会社で大きな会社と同じことをしても勝てるわけない。
プロモーションとかそうですよね。
今の時代は、莫大な費用を投資してプロモーションのプロを雇うよりも、社員個人を味方にしてプロモーションしてもらう方がリターンは大きい可能性も。
なるほど、なるほど と思いながら読み進められますが、小さい会社の場合はトップの考えが重要になるので、平社員の立場でこの本を読み終えるとフラストレーションが溜まってしまう可能性も(笑)
まぁそう感じた人は、自分で何かを始めてみればいいじゃん って内容でもあるのとは思います。
見方を変えて、私自身を「一つの会社」と捉えてこの本を感じることもできます。
私だから出来る事、情報発信できることはなんだろう...?
「私という会社」の魅力は、考えられる範囲で最高に身軽だということ。
こんなものが欲しい!と思ったものを、夜な夜な作っているのはその現れでもありそうです。
最近は、夜な夜な 空うさぎ
空うさぎを「とても特徴的だ」と言って頂いたことがあって、それは本当に嬉しかったです。
もちろん否定的な 「使いにくい」, 「機能足りない」 という言葉も頂いています。ですが、これに関しては、"このアプリの特徴に合っていない使い方をする人なんだろう。そういう人は他の合っているアプリが見つかるといいな" と思います。
...もちろん、残念な気持ちもありますがねw
万人受けするモノは、既存の有名アプリ にお任せ..です。
そんな事を振り返ると、利益なしで自分自身で欲しいもの...と考えて、その思いをまっしぐら!で作ったものって、結構 この本で言っていることに近くなるのかなとも思いました。
利益、顧客、会社、上司、同僚...としがらみが増えると、どうしてもまっしぐらができなくなり目的が曖昧になってしまいがち。(日本人的考えかもしれませんが)
サービスの存在自体疑問に思いつつ、自社サービスだから..とやっている人も結構多いんじゃないでしょうか?
でも、これはしょうがないと思うんですよね。
サービス発案初期メンバーが出した目的はブレることなく進むべきだと思うので。
もし、初期メンバーがそのプロジェクトからすっかり抜けてしまい、目的があやふやになっている場合は最悪ですが。その場合は、その会社が悪いですねw
とはいえ、一人で仕事をするのは限られています。
じゃあ、どうしたら人と意見を一致して気持ちよく考えていけるのか? と考えると、尊敬している人同士(一方通行NG)、目的/目線が合っている人同士で仕事する事なんかと思います。
そんな事を考えていたら出てくるのが、オープンソースのプロジェクト。
そのプロジェクト自身に共感した人が集まり、お互いを尊敬している。
しかも、携わっている皆がそのソフトを欲している。おぅ、ばっちり!
今後、オープンソースのプロジェクトと同じような方式で人が集まり、お仕事として生業がたてれたら幸せになりそうーっ
現実に戻って... (笑)
オープンソースのようなプロジェクトと、生業とする仕事はやっぱり壁があります。メンバーの話に限らず。
自分で企業するつもりが無い私としては、これからも給料が得て生きていける方法について悩んでしまいますが、この本にあった「大きなタスクじゃなくて、小さいタスクに分割してモチベーションを下げずに進んでいこう」というのを参考に、現時点できることをこなしていこう。
小さなチーム、大きな仕事読んでみました
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