それを複数の人に紹介する機会があって、そこで新たに感じる所があったので今の気持ちを書いてみる。
3Dモデルは現実世界に置いた方が感動する?
StandlandのARは、ゲットしたキャラクターがARで配置できて写真や動画が撮れる...というとーっても単純なモノ。役に立つようなものじゃないけど...と、若干ビビリながら入れた機能なんだけど、実際見てもらうと、かわいい!と素直な反応が返ってきて、なんだか新鮮だった。
キャラクターって、アプリ内にいるものと、ARで現実世界の中にいるものは、正直同じモデルなのに、ARの時の方が反応が良いのが面白い。
3Dの世界をより実感してもらうには、現実世界の方が直感的に感じやすいのかもしれない。
ARにどう繋がるか結びつかない
Standlandはこんな感じの健康系アプリなんですーと説明を進めると、それがARとどう繋がるのかが結びつかなくて、頭の中が「???」となってしまう。ですよね、わかりますw
StandlandのARは「スクショを画像として保存する」ぐらいの手軽なオプションの一つに「ARで表示する」があるようなもの。
これって、以前では考えられないことで、便利な時代になったもんだと思う。
手軽になったからこそ
平面認識やカメラトラッキングなどをイチから作るにはとっても大変なので、ARKitが無かったらARに手をだそうとも思ってなかった。コストに見合うような、収益が期待できるアプリを作るのは難しいから。
だが、StandlandのARは、そこの部分には課金の要素は全くない。
言い換えると、それぐらい手軽に追加できたということ。
iOSはデバイス種類が固定できること、ARKitはデバイス間の差も吸収してくれる(はず)という安心感も大きい。
もしARKitが無い状態で、同じような機能を追加しようと思ったとしても...
ポケモンGOのように、カメラ画像の前にキャラクターの静止画を置く ので十分OKそうだから、ARライブラリを探すことさえもしないと思う。
ARKitがある今は、静止画を置くよりもARKit使った方がコストは少なくなるパターンもあるよな と思える。
複数のアイテムを配置するのであれば、ARの方が断然レイアウトしやすい などのメリットもあるので。
いろんなアプリで使われるようになり、「あれがARなの? 自然に使っていたわ」 という未来がくるのだろう。たぶん。
今はまだ...将来に期待
とはいえ、またまだ自然に使っていた...というモノは作りにくい。
平面しか認識できないとか、深度が考慮されないとか、カメラ表示を一度やめるとトラッキングの続きができなくなるとか.... いろいろ制限もあるので、こんなことがしたい!と思っても、すぐに壁にぶち当たる。
ARKitを使ったアプリがリリースされて暫く経つが、想像を超えるような新たな使い方を示したアプリがあまり出なかったのは、その制限が大きいと思う。
WWDCやフォーラムを見ていても、デベロッパーのARKitへの関心度は高かったと感じるので、断念もしくは保留とした人も多かったと思う。
ARはハード側の機能に大きく依存するので、ハードとソフトの両方を提供しているAppleは他のベンダーに比べて進化の速度は早いはず!と期待してしまう。
と、同時に、Appleは、今後どんな機能を追加していくとよいのかを模索中で、ユーザーやデベロッパーの感想を聞きたい と思っているように感じる。
世論が盛り上がってくれて、Appleがこれからも研究、開発を進めていく決断をぜひして欲しいな。
iPhoneという制限の中で
多くの人がデバイスを持っているという部分では最適ではあるのだけども...。
メガネや、プロジェクターだったら.... なぁ....と、いろんな夢が膨らむ。
これは、発想力が乏しいから出ている言い訳の自覚もありまして、iPhoneのカメラだからこそ、有意義な用途もあるハズなんですよね。
今のARKitでは機能が足りてないけど、
製品のマニュアルをARで提供するってのもよさそう。
目が不自由な人のために盲導犬代わりになるとかもよさそう。
そういう身近で便利になるものを、大金を払わなくても使えるようになる時代がくるといいな!