2014年6月16日月曜日

iOS8で思うこと

WWDC2014では、iOS8の発表がありその内容のボリュームは大きかった。
今回は、PDFで一般にいろいろ公開されているようなので、漠然と感じたことを。

いろんな情報をiCloudに保存していくストレージの可能性が高まった...というか、
「ああ、そいういうものを目指していたのね」
「ああ、iOS7では準備段階だったからそうだったのね」 と理解できたところがある。

いろんなセッションでSecurity関連の話題が多かったのもiOS8の方針を凄く表している気がする。

今は、各サービスに情報を預けている。
TwitterやFacebookにはお友達の情報を預けているし、
Fitbitは毎日の歩数を、Withingsには体重の情報を預けている。
Amazonにはクレジットカード情報や住所などを預けている。

各サービスにてデータを悪用されていないか...攻撃を受けて情報流出しないか...は、不明。
信用するしかない。

そこで、iCloud。
各サービスの安心性をいちいち心配するよりは、iCloudにすべて管理されていて、必要な時に情報を抜き出して表示するアプリがある方がいい。

現在は、他のユーザと情報共有するためには、独自のサーバーが必要だったけど、iCloudを選択すればそれも必要ない.... というか、ユーザの立場からみて、iCloudでなく独自サーバーであるならそのサービスは使わない と判断することに今後なるかもしれない。

通販でお買い物をする時、とりあえずamazonにないか確認して、あればamazonで買う という感覚にも近い。
クレジットカード情報を分散させたくない というのもあるが、
amazonであれば信用して大丈夫だろうー
流出とか何かあったらビックニュースになるからすぐに分かるだろうー
みたいな安心感。

個人ユーザが、保存したいデータや、スマートフォンでやりたい事ってある程度きまっていて、今回発表されたHealthKit,HomeKitがその一端。
各アプリが独自仕様でiCloudにデータを保存していくよりも、どのアプリでも見たり修正したりできるように共通化しよう というイメージ。
写真についてもそんなイメージになりましたね。

特に、活動ログや体重系はずっと蓄積していきたいものなので、該当のサービスが終了されてデータも抜き出せず紛失してしまうのは避けたい。
HealthKitに登録するようにさっさと移行してしまいたい。

そういえば、4月にNikeがFuelBandの開発から撤退というニュースがあり、その理由は、iOS8のHealthアプリか? と想像に湧きましたがーーー。

勝手な想像ですが、
Nikeは「運動する人口を増やしたかった」 (=ウェアラブル端末が世の中に普及して運動しようと思う人が増えればある意味成功)だったんじゃないでしょうか。

思惑どおり、FitbitやUP、Withings Pulseなどが続々出てきたし、iOSにもM7が入り、Healthアプリまで出てきた。そして今後もHealthKitで良アプリも増えていくだろう。
結構、「これでFuelBandに投資しなくても、運動人口が増えていくね。シメシメ。」
なのかもw
どっちかというと、FitbitやUPの方が心配かも...。

そういやHealthKit, HomeKitに対応するサービス、家電メーカーの名前に日本の名前ってあったのだろうか...遅れをとってほしくないと切に思う。

データの囲い込みはなく、いろんなデータを合わせて有効的に扱えるのは嬉しいが、やっぱり、Secureな情報はAppleで管理してもらい、アプリでの悪用を防ぐ制限がある方がいい。
指紋認証でOK! のものが増えて、「いまどきパスワード必要なの?」という世の中になるといい。

「クラウド」は、単なるデータが保存出来る場所 ではなくて、こういう 端末+OS に直結したものがやっぱりよいなーー と改めて実感する。

そんなことを思いつつ、今後は
・どんなサービスを作ると便利なのだろうか。
・作ってはいけないサービスは何だろうか。
なんかを悶々とする今日このごろ。


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